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皆さまこんにちは。いかがお過ごしですか?
さて、7月出発のアーユルヴェーダツアー、
おかげさまで順調にお申し込みをいただいております!
今回はツアー3日目(観光2日目)に訪れる世界遺産、空中王宮シーギリヤ編です。
◆世界遺産シーギリヤのマメ知識
シーギリヤはスリランカの中央北部にあり、正式名称をAncient City of Sigiriya(古都シーギリヤ)といいます。
1500年以上前につくられた古都全体が世界遺産として登録されていますが、
観光スポットとして特に有名なのはシーギリヤロックという巨大な岩の上に造られた宮殿や水路、庭園などの王宮遺跡。
この空中王宮の観光ポイントを一言で表すと『✨絶景かな絶景かな!✨』に尽きるのですが、
こんなに高い場所に手間暇かけて建造されたにもかかわらず、実は11年間しか王宮として機能しませんでした。
その背景には悲しい歴史があるのです・・
◆空中王宮はなぜつくられたか
シーギリヤのストーリーは、実は『権力』『家族』『復讐』がキーワードになる悲話です。
時の王カッサパ1世は王位継承をめぐって実の父をあやめ、半分血のつながった弟を国から追放して王になったひとでした。
当時の都は前回の記事でご紹介したアヌラーダプラにありましたが、カッサパ1世は追放した弟がいつか復讐に戻ることを恐れてシーギリヤの森に都を遷し、さらに攻め入られにくい巨大な岩(シーギリヤロック)の上に王宮を建造しました。
施工には7年かかり、その間にシーギリヤは防御機能の高い都市として発展しましたが、空中王宮が完成して11年後、カッサパ1世は恐れていたとおり弟に攻め入られ、絶望のなか自害して18年の統治を終えました。
その後、都はアヌラーダプラに戻り、この空中王宮は仏教僧に委ねられたため、シーギリヤが再び王都として使われることはありませんでした。
◆亡き父のために描いたといわれるシーギリヤ・レディ
父をあやめたカッサパ1世は、王として君臨しながらも自責の苦しみから逃れることができませんでした。
生前に空中王宮の建造を夢見ていた父を想い、シーギリヤ宮殿の壁面に美女を描かせて父の魂を慰めようとしたといいます。
その天女のようなシーギリヤ・レディの姿は当時500体描かれていたといわれますが、現在では壁画の風化が進んで18体のみとなっています。シーギリヤロック登頂の中腹で間近に見ることができるので、天女たちの俗世離れした表情をお楽しみください。
◆では、いざ登頂!
それでは遺跡の入り口からシミュレーション開始。
入り口からシーギリヤロックまではながーい通路になっており、
最初は空中に見えていた岩がだんだん近づいてきます。
通路はほとんど舗装されており、スチール製の階段が整備されているので登りやすいです。
ここで気を付けるべきは、サル!
ズボンやパーカーのポケットが膨らんでいるとじょうずに中身を持っていってしまうので、カメラなどは仕舞い場所に注意して。
※ペットボトルやスナックの袋もすべてカバンの中に入れましょう。
途中、シーギリヤレディに囲まれる半洞窟のスポットがあり・・
Photo: DTAC観光情報局
更に登りながらふと振り返ると、最初に通った通路があんなに細く小さく!
この地点で何メートルくらいなのでしょうね~・・
そしてついにたどり着いた頂上からの眺めと言ったら・・
シーギリヤ一帯の緑、緑、緑の海。
遺跡のふちに立って風に吹かれていると、
強い日差しと大地の香りで目がくらみ、1500年前にタイムトリップしたかのような感覚に。。
異次元の空中王宮を堪能したら、
足元に気を付けながらもと来た道を戻ります。
帰り道、もし偶然にもこの特徴的な岩を見つけたら、『願い事が叶う岩』だそうなので
心の中で願いを唱えながら下をくぐってみてくださいね。
◆シーギリヤ登頂の必須アイテム
今回のツアーではシーギリヤ観光は午前中を予定しております。
登っている間にだんだん日差しが強くなってくるので、帽子・首用タオル・サングラス・水・日焼け止めを忘れずにお持ちくださいませ☆
シーギリヤロックは、ゆっくり登っても往復2時間あれば十分です。
あまり体力の心配はなさらず、景色を楽しみながら歩いてくださいね♪
次回はいよいよカルナカララリゾートでのアーユルヴェーダ体験のご紹介です!
お楽しみに~
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