こんにちは。
カルナカララの八巻です(やまき)です。
星野🌟のとってもわかりやすいスリランカ滞在記(続きもたのしみ)の途中ですが、失礼します🙏

ドーシャのお話。
Vataに続いて、pitta🔥の高い方について。
Pittaといえば火のエネルギー。
Pittaの高い方は、暑かった夏が終わりって少し肌寒い、今の季節が過ごしやすくていちばん好きという方も多い気がします。
(そうでなくても昨今の猛暑を好きという方は少ないかもですが。)

Pitta🔥のもつ性質はこんな感じです。
उष्ण (uṣṇa) 熱い/ 体も心も“熱をもつ”。体温高め、情熱的。
तीक्ष्ण (tīkṣṇa) 鋭い/ 判断力・理解力が鋭い。刺激にも敏感。
लघु (laghu) 軽い/ 消化が早く、動きも軽快。
द्रव (drava) 液体的・流動的/ 汗っかき。感情も流れやすい。
स्निग्ध (snigdha) 油っぽい・なめらか/ 肌につやがある。頭の回転がなめらか。
सर (sara) 流れる・拡散する/ 思考が広がりやすく、影響を受けやすい。
विश्रंभी (viśrambhī) 均一・明晰/ 理論的で明快。バランス感覚が良い。
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💫 pittaが整っていると…
• 消化が良く、代謝もスムーズ
• 判断が的確でリーダーシップがある
• 肌がつややかで目が輝いている
• 集中力・情熱・目的意識が強い
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🔥 pittaが乱れると…
• イライラ、怒りっぽくなる
• 下痢や胃痛、胸やけ
• 肌の赤み・炎症・吹き出物
• 完璧主義・他人への批判が強くなる

努力家で、完璧主義。
その反面、そんな自分のゆるめかたがわからない。というお悩みのお客様も、実はとても多いのです。
わたし自身も、良くも悪くもそんなふうに自分で自分を追い込むことが多々ありました。
「ありました」と、過去形で書いたのは、今は全くなくなったからではなく、そうならないようコントロールすることをアーユルヴェーダが教えてくれ、実践し続けている最中だからです。

あとは、完璧主義が、自分以上に他人(わたしの場合は子ども)をこんなにも苦しめるんだ、と痛感し、そんな自分に絶望することがほんとうに多かったから。
強すぎる火のエネルギーを鎮める方法はもちろんクールダウンすることなんだけど、
それすら「どうにかクールダウンしなくては🔥」と逆に着火してしまうこともpittaの高い方の特徴。
もしくは、休んでも、休むことに罪悪感を持ってしまい、逆効果になってしまったり。
今まで努力による成果を得てきた実感が多ければ多いほど、成果が欲しいんですよね。

考え方を変えることは、実はとても勇気がいること。
でも自分で変えない限り、自分で自分を苦しめてしまう局面は、仕事でも対人関係でも本当に多いと思います。
目の前のものごとを、今より少し俯瞰して捉えること。
今、目先の完璧主義を手放すことが、のちに、今の自分が知らないような大きな成果となり得ることを知ること。
今までの自分を否定するのでなく、進化として捉えられるまで、自分を信じること。
そんなことを、古代の叡智アーユルヴェーダと、今と未来をを生きる子どもたちが教えてくれるような気がします。
アーユルヴェーダって本当に、日々、優しくて深い鍛錬だなあと思います。
