こんにちは、セラピストの星野です🌿
まもなく梅雨が明けて、いよいよ夏本番ですね!
プールや海、旅行など、外に出かける機会も増えてきた頃でしょうか😉
ジリジリと照りつける日差しに、ぐんぐん上がる気温…。
夏は「ピッタ(火のエネルギー)」がぐっと高まりやすい季節とされています。
アーユルヴェーダは「一つ前の季節の過ごし方が、次の季節の体調に影響する」
という考え方があり、夏の過ごし方が秋の不調に繋がることがあります。
たとえばその一つが、“抜け毛”です。
「秋になると髪がよく抜ける気がする…」という方、
もしかすると夏に溜まった「ピッタ(火のエネルギー)」が関係しているかもしれません。
私たちは一人ひとりの体質(ドーシャ)によって、髪や頭皮に出やすいトラブルも少しずつ違うとされています。
◆ヴァータ体質(風のエネルギー)
乾燥や血流不足で、毛根に栄養が届きにくく、切れ毛・細毛・抜け毛に。
◆ピッタ体質(火のエネルギー)
頭皮に熱がこもりやすく、炎症やかゆみ、脱毛などが出やすい傾向に。
◆カパ体質(水と地のエネルギー)
皮脂がつまりやすく、血行が滞って毛根が詰まり、発毛がスムーズにいかないことも。
この中でも、夏にとくに乱れやすいのが「ピッタのエネルギー」。
紫外線や冷房、辛い食べもの、ストレス…
そういったものが積み重なって頭に“熱”がこもると、
その影響が秋の抜け毛としてあらわれることがあります。
◆西洋医学的にも秋は抜け毛が増えやすい
実は私、以前はAGAクリニック(薄毛治療専門)でカウンセラーとして働いていたのですが
「夏の終わりごろから抜け毛が増えた気がする」というご相談を本当によくいただいていました。
薄毛はヘアサイクルの乱れが関係していきますが、特に夏は、強い紫外線や汗、皮脂の影響で頭皮の状態が不安定になりがち。
加えて、外の暑さと冷房のギャップで自律神経も乱れやすく、数週間〜数か月後に髪に変化が出てくることがあるのです。
西洋医学的には薄毛治療薬(フィナステリドやミノキシジル)を使うことで発毛が期待できますが
副作用として体毛が増えたり、肝臓に負担がかかるケースもあるため、慎重に向き合う必要があります。
アーユルヴェーダでは、髪の毛は「ウパダートゥ(副産物)」とされています。
つまり、体が元気で整っているからこそ、髪は自然と育っていくという考え方です。
だからこそ、外からのケアだけでなく内側を丁寧に整えることがとても大切です。
たとえば…
•自分に合った食事をしっかりとること
•心や感情をためこまず、消化していくこと
•季節に合わせた生活リズムを意識すること
こうした毎日の“小さな選択”の積み重ねが、髪にも影響してくるんですね🌿
髪の毛は、体の変化や心の状態があらわれやすい場所。
「最近抜け毛が気になるな…」と思ったら、それは体や心からの“サイン”かもしれません。
また、秋の一時的な抜け毛は、夏の過ごし方によるところが大きい気がしますが
ここ数年で抜け毛が増えている場合は、複合的な理由が考えられるため、より自分の心や体の状態を深く見つめ直すことが重要です。
カルナカララでは、お一人おひとりの体質や状態に合わせて
食事内容や日々の過ごし方などのアドバイスもさせていただいています😊
お疲れを癒しにいらっしゃるついでに、
「私にはどんなケアが合っているのかな?」と知るきっかけになれば嬉しいです🌱
いつでも、お気軽にご相談ださい✨