セラピストの八巻です。
アーユルヴェーダを学び始めた頃は正直あまりピンと来なかった「若返り」と言うワード。
わたし自身40代に突入し、これまでとこれからを想う年代に差し掛かり、少し前から「ラサーヤナ」について、もう一度考えてみたくなりました。
「ラサーヤナ」とはアーユルヴェーダでいう「若返り」。
しかし、日本で昨今イメージされる若返り(アンチエイジング)とは意味が全く異なります。
アーチャーラ・ラサーヤナ(行動のラサーヤナ)には10項目があります。
・真実を語る
・他人を傷つけない
・怒りや攻撃を避ける
・気候や季節に従った生活をする
・霊的な理解を持つ(魂レベルで物事を考える)etc
アーユルヴェーダを学び始めた頃は正直
「人として、とても正しいけれど、イコール若返りとは違くない?」
なんて思っていました。
しかし、自身が年齢を重ね、自分の周りも同じく年齢を重ね、自分より年齢を重ねている方とお話させていただく機会が多くなればなるほど、アーチャーラ・ラサーヤナを知ってか知らずか実践している方は、もれなく全員、本当にピュアで清々しくて、若々しいのです。
40代。その差が、少し出てきた世代かも。とも感じています。
若いときと同じように体力があって動けるとか、見た目が何十年も変わらないと言うのも、自力の素晴らしい努力の上に成り立つ素晴らしいものだけれど、アーユルヴェーダ的若返りは精神の瑞々しさ。
そこに加えて、年齢を重ねたからこその寛容でおおらかな、深み。
こんな風に清くしなやかに年を重ねていきたい。最近そんな風に感じています。
ここから、50代60代と月日が過ぎたら、また違う感情にもなるのかもしれないけれど、アーユルヴェーダの教えは生涯ずっと忘れずに生きていきたいなと思います。